今回一人旅をしてみて、「歩く力」って大切だなと感じました。行きたいところに行くにはとにかく「歩く力」があれば行けます。お金が余分にあるならば、そこはタクシーを使うこともできますが…
私の母はいわゆる団塊の世代で、働き者です。仕事も父が始めた自営業をほぼ実働として切り盛りし、昔ながらの舅、姑に意地悪されながらも最後は介護して看取ることもして、もちろん私たち子どもの子育てもして…とすべて完璧にこなしてきた人です。母にも老後の楽しみとして、退職したら「日本中のお城を巡りたい」という夢があったようです。世の中の流れは「人生100年時代」と言われるようになり、働けるうちは働こうという流れになってきているのかな…と思います。現在も母は仕事を続けながら、孫の世話や孫の進学の援助、病気の兄の面倒も見て…と生涯現役状態です。結局、老後という状態がこないまま今に至るわけです。年齢は後期高齢者と呼ばれる年齢になり、「歩く力」もずいぶん弱っています。今回の旅行に一部でもいいから一緒にどうかと母を誘ったところ、仕事を休めないという理由で断られてしまいましたが、今思えば母と一緒だと歩くことができる範囲も限られていたかなあと思います。
そういうところで、一人旅のあとはウォーキングの時間を毎日とるようにしました。できるだけは長くやってみたいことをやるために「歩く力」を維持したいと思います。