先日、48歳の誕生日を迎えました。私は独身、子なしなんですが、実家の家族の習慣で、誕生日近くの日曜日に家族で集まってお寿司とケーキを食べるんです。母が家族のために何かしてあげたいという人なので、私が子どもの頃からの習慣です。子どものときに、友達が誕生日プレゼントを親からもらっていたのを知って羨ましくなり、「うちは誕生日プレゼントないの?」母に聞いたことがあります。母からは「誕生日プレゼントがいいなら、お寿司とケーキはなくなるけどいい?」と言われました。裕福な家庭じゃなかったので、プレゼントかお寿司とケーキか選ぶように言われれたんですね。子どもの私は誕生日にケーキが食べられなくなることが嫌で「お寿司とケーキがいい」と答えました。大人になってこの話を母とすると、物を買って終わりよりもお寿司とケーキを誕生日ごとに家族で楽しんだほうが価値があると考えたそうです。「物より思い出」ですね。現在は、両親と兄の家族が別棟で生活しているので、みんなで揃って食事をする機会は家族の誰かの誕生日、お正月のみになりました。
誕生日のときのお寿司、ケーキはいつも母が購入して準備するんです。家族でチーズケーキを好きな人と抹茶味のお菓子を好きな人がいるので、先日は自分の誕生日でしたがチーズケーキを作って持ち帰りました。味見をしてなくていざ食べてみたらちょっとザラザラした感じがありました。家族のみんなは「おいしい」と言って食べてくれて、そう言ってもらえるとやっぱり嬉しかったです。誕生日は、自分が喜ばせてもらうというより、周りの人に喜んでもらえることで自分が嬉しいという日に来年以降もしていきたいと思いました。