先日、姪達の要望で「インサイドヘッド2」という映画を見に行きました。(ちなみに「インサイドヘッド」は見ていません。)ライリーという主人公が思春期に差し掛かり、脳内の感情がヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカ、にシンパイ、ハズカシ、イイナー、ダリイが加わりどうなるのかという内容でした。
私としては遠い昔の話になりますが、思春期のゴチャゴチャした感情は最近のことのように思い出せます。いろいろ下手くそでいろいろ失敗したような気がします。恥ずかしくてあんまり思い出したくないことも多くて、映画であったみたいに記憶の遠くの山に飛ばしていて忘れていることも多いかもしれません。
映画を見ながら、それぞれの感情のどのキャラクターが強いのかでその人の性格が作られているのかな…と思いました。今の自分としては、カナシミが強めかな…そのときの状況にもよるので本来はヨロコビが割と強めな人間という気もします。身近な人に当てはめてみると、自分の行動でどんなことが起こるかすごく考えてしまう子はシンパイが強めかな…、不満がいつも多めの子はイカリ、ムカムカが多めかな…、いつも前向きで明るい子はヨロコビ強めかな…とか。映画の中でそれぞれのキャラクターが具体的で魅力的に表現してあるので、周りの人がどんな人か考えるときにそのキャラクター達のことを思い浮かべると理解しやすいのかなと思いました。
映画の中でシンパイが暴走してパニック状態になり、他の感情がシンパイのことを止められなくなり、いつも前向きなヨロコビさえも諦めそうになって感情が壊れそうになった場面がありました。心が壊れるときってこんな感じなのかな…と思いました。自分の脳内で何が起こっているか、自分では分からなくなることが多いですが、あのキャラクター達のことを思い出すと少し冷静に自分の脳内のことを理解できるかもしれません。今度自分の感情が分からなくなったときにやってみようと思います。